感謝兎の雑記

思いついたこととかを適当に書きます。

祝姫の感想 その2

前回の感想で書ききれなかったことを書いていきます。

シャチホコ部顧問の雛形先生ことタマユンについては非常に驚きました。ひぐらしで言うところの知恵先生とか彼岸花の保健の先生くらいな立ち位置かと思いましたが、部員の女の子を襲う霊障の解説役であり、最後に残った呪いの一部として奇跡を再度起こすという影のヒロインめいた役どころでした。三段論法の使い手としては、知恵先生やエヴァトリーチェとかいましたが、タマユンはまた違った魅力の持ち主でもっと深く掘り下げて欲しかったなぁと思いました。

シャチホコ部の癒し系ナッチーは最後まで変わらぬ良い奴でした。リリー関連でキモくなるのは余り好きじゃないのですが、デュエリストで小学生と遊んでいるところは結構好きです。主人公とは正反対の暑苦しさですが、不快にならない暑苦しさなのが、彼の長所だと思います。他の人の感想を見て、お前も鈴女の子孫だったのか-と気づきました。スズムンとBLの世界で幸せになってください。

翔様については、体験版の時にティピカルな不良だったのでループを何周もしたらいいやつにならないかなーとかこっそり期待してたら、それを斜め上に突き破ってくれました。最初の頃でも意外と紳士っぽい一面をうかがわせてましたが、一途で可愛いキャラに化けました。ゲコクジョで十翔のウスイホンがたくさん出て欲しいですね。

セチュ王と肉というクズについては、霊障では凶悪な化物めいて表現されてましたが、現実の依代が明らかになるのが面白かったです。セチュの王様ことアプリゲーの社長で美濃部先輩の母親の愛人やってたおっさんは女子高生と援交やって愛人として囲い込もうとしていたわけですが、それが霊障によってミノベ県王国にちょっかいをだす悪者に変換されてたのはうまいなと思いました。タマユンとスズムンによって撃退するシーンは皆殺し編に近いものが有りましたね。

パパおじさんこと肉は本当にひどい奴だと思いました。素敵なお嫁さんになりたいという少女の純真な願いを踏みにじり、自分の情欲を満たすための道具にしようとするまさにクズ中のクズ。実際何をしたかはぼやかされていましたが、霊障からするとだいたい想像がついてしまうのが嫌らしいです。こいつのせいでキコチーが男嫌いになりカタギから足を踏み外してしまったわけですが、もとの夢に戻ることが出来たキコチーはとても強いと思うし、肉は死んでも許されないので地獄でもっと苦しめと思うのでした。

設定で何故かボイスのオンオフ設定ができるというやけに優遇されてる村長ですが、こいつも肉に劣らずのクズでした。飢饉を救ってくれた鈴女に恩を返すどころか、自業自得で呪われたのにそれを回避する邪法の生け贄にするとかクズとしか言いようがありません。村を守るためとかいう大義名分はあるとはいえ、本当に酷いと思いました。とはいえ、このクズ行為が無ければ祝姫の物語が始まらないのが厄介なところです。睦が奇跡を起こした時は素直に従ったのが肉よりマシかなと思ったところです。

前回の感想では遺伝子を受け継ぐ十重とミーム(模倣子)を受け継ぐ涼の対称性をちょっと書きましたが、ズズムンが二度目に死んだあとそれを乗り越えようとする鼎、莉里杏と、諦めきれない十重と椿子の対比も考えさせられました。二代目部長になった十重とシャチホコ部は今後どうなるのかも考えていきたいです。

まとまりきらないので、考えを整理してまた書きたいと思います。